おかげ犬がやってきました。

伊勢神宮にお参りした時に、おかげ横丁で「おかげ犬」のがま口を買いました。

ご主人に代わってお伊勢参りをした犬といわれる「おかげ犬」。
その発祥はどこにあるのでしょうか？

伊勢神宮は、日本にあるすべての神社の総本社です。
そして古くから「一生に一度はお伊勢参り」と言われてきました。

特に江戸時代は大変なブームで、「おかげ参り」とされていました。

当時は、もちろん、歩いて参拝しました。
江戸からは片道15日間、大阪から片道5日間、名古屋からでも片道3日間もかかったとか。

でも、足腰が悪い人や病弱な人は伊勢までは行くことが出来ません。

そこで、ご主人の代わりにおかげ参りをしたとされるのが「おかげ犬」です。
おかげ参りをする知り合いに犬を連れて行ってもらったり、犬だけを旅に出すこともあったようです。

「おかげ犬」は、一目で分かるように、しめ縄を首に巻きます。

そして、犬の首にお札代や餌代となるお金と「お伊勢参りに行くこと」「飼い主の住所と名前」を書いた紙などを付けておくのです。

こうすると旅人たちが引き継ぎながら犬を伊勢まで連れて行ってくれ、道中、街道の宿屋や茶屋の方々が食事などのお世話をしてくれました。

伊勢神宮に着いた犬はお札を買い、そして無事にご主人のもとに帰ったのです。

なんて、いいシステムなんでしょ～！
ほんわかしたいいお話ですよね。

再度、おかげ犬のグッズが改めて欲しい、と思うのですが
なかなか急には行けそうもないので
ポチッとしちゃいそうです。

かわいいし、持っているだけでもご利益がありそうな気がします。